NPO法人 日本卵殻膜推進協会

卵殻膜に関する研究発表

卵殻膜摂取による潰瘍性大腸炎の炎症抑制効果

第68回日本栄養・食糧学会
■発表日:2014年6月1日
■発表場所:北海道江別市・酪農学園大学
■発表タイトル:卵殻膜摂取はデキストラン硫酸ナトリウム誘導潰瘍性大腸炎モデルマウスにおいて炎症を抑制する
■研究者:花手愛夏1)、賈慧娟1)、アウワンピン1、2)、斉藤憲司1)、長谷部由紀夫3)、加藤久典1)
1)東京大学大学院農学生命科学研究科 総括寄付講座「食と生命」
2)東京医科歯科大学大学院 生命情報科学
3)株式会社アルマード

これまでに本研究グループは、四塩化炭素誘導肝障害モデルラットを用いた実験から、微粉砕された卵殻膜の摂取により肝障害の症状が改善され、さらに遺伝子レベルでの解析により炎症や肝繊維化形成が抑制される方向の変化が誘導されることをすでに検証している。

今回、厚生労働省により国の難病にも指定されている潰瘍性大腸炎のデキストラン硫酸ナトリウム誘導大腸炎モデルマウスを用いて卵殻膜の摂取により、疾患活性指数上昇の抑制、大腸短縮の抑制、血中IL-6濃度上昇に改善、大腸及び免疫細胞を中心とした炎症反応の抑制、肝臓におけるリポ多糖類を介した炎症反応の抑制が確認された。