NPO法人 日本卵殻膜推進協会

卵殻膜に関する研究発表

卵殻膜摂取が四塩化炭素誘導肝障害モデルラットに及ぼす効果

栄養補助食品・機能性食品国際学会
■発表日時:2012年12月4日(ハワイ時間)
■開催場所:アメリカ合衆国ハワイ州
■演題:Suppressive effects of eggshell membrane on carbon  tetrachloride-induced hepatic injury in rats.(卵殻膜摂取が四塩化炭素誘導肝障害モデルラットに及ぼす影響)
■研究者:賈慧娟1)、斉藤憲司1) 、中澤京子1) 、長谷部由紀夫2) 、加藤久典1)
1)東京大学・総括
2)株式会社アルマード

本研究グループは、四塩化炭素誘導肝障害モデルラットを用いた実験から、微粉砕された卵殻膜の摂取により肝障害の症状が改善され、さらに遺伝子レベルでの解析により炎症や肝繊維化形成が抑制される方向の変化が誘導されることを見出した。
四塩化炭素は肝臓に炎症を誘導し、長期間の投与では肝硬変のモデルとして動物実験において広く用いられている。
肝臓機能に着目したのは、初期に行った正常ラットにおける遺伝子発現の網羅的解析により、肝線維化抑制に関わる変化が予想されていたためである。